コロンビア地区連邦高裁は2008年5月20日、
米ドル紙幣の額面が手に触れた感触で
識別できないのは、目の不自由な人に対する
差別に当たるとする判決を言い渡した。
裁判は米国視覚障害者協会が原告となって
起こしたもので、被告の米財務省側は一審判決を
不服として控訴、約6年にわたり争っていた。
2対1の多数判決では、米ドル紙幣はどれも同じ
感触で、視覚障害者が紙幣を利用する権利が
否定されていると認定。
ジュディス・ロジャーズ裁判官は「最も綿密な感触調査でも、
100ドル札と1ドル札の区別はできなかった。
行政側は、紙幣の感触が同じでなければならない理由を
示さなかった」 と指摘した。
財務省側は問題があることを認めながら、視覚障害者は
店員に尋ねたりクレジットカードを使うなどの方法で
適応してきたと主張。
しかし判決では、米リハビリテーション法に基づき
こうした対処法では不十分だと認定した。
判決を受け、財務省は額面ごとに紙幣の大きさを
変えるか、紙幣の一部を浮き立たせて識別マークを
入れるなどの変更を迫られる。
再審を求めるか、連邦最高裁に上告する可能性もあり、
財務省広報は今後の対応を検討中だと話している。
ただ、紙幣を発行している財務省印刷局は
視覚障害者支援措置の検討に着手し、
来年にも結果を発表する予定だという。
詳細:http://www.foxnews.com/story/0,2933,232503,00.html
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