未成年少女のSTD感染状況 (アメリカ)
米疾病対策センター(CDC)は2008年3月11日、
シカゴで開催中の性感染症(STD)予防学会で、
米国の14─19歳の少女のうち、約4人に1人に
相当する320万人が、少なくとも1種類のSTDに
感染しているとの調査結果を発表した。
未成年少女のSTD感染状況について、
包括的な調査は初めて。
CDCのサラ・フォーハン博士らは米国の
2003~04年国民健康栄養診断調査
(NHANES)の結果を基に、14~19歳の
少女838人の代表的なSTD感染状況に
ついて調査した。 その結果、感染率は
ヒトパピローマウイルス(HPV)が18%、
クラミジアが4%、トリコモナスが2.5%、
性ヘルペスが2%だった。
人種別に見ると、黒人少女では約半数の48%が
STDに感染しており、白人とメキシコ系の
20%を大きく超えた。
感染率は、個々の疾病における数字と
ほぼ同じことから、CDCでは全米の14~19歳
少女のうち、約26%に相当する320万人が
STDに感染していると推定している。
また、性交渉を経験した少女は40%に達していた。
STDはオーラルセックスなどでも感染するが、
セックスだけでしか感染しないと考えている少女も
いることから、性体験のある少女の半数以上が、
なんらかのSTDに感染している可能性が高いという。
CDCでは、子宮頸がんを引き起こすHPVを含め、
クラミジアなどSTDの検査と予防を、性行為が
可能な女性を対象に実施すべきだとしている。
調査を行ったCDCのサラ・フォーハン博士は、
記者団を前に「憂慮すべき結果だ」とした上で、
「あまりにも多くの若い女性が、治療を受けて
いない性感染症により、不妊や子宮頸がんなど
健康面での深刻なリスクにさらされていることを
意味する」と述べた。
CDCはまた、同調査では14~19歳の女性では
一般的に多くないとされる梅毒や淋病、
HIVなどの病気は対象にしていないため、
それらを含めた感染率は推計より高くなる
可能性があるとしている。
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