訃報:米俳優チャールトン・ヘストンさん 死去
映画「ベン・ハー」(1959)でアカデミー主演男優賞を
受賞した米俳優チャールトン・ヘストンさんが
2008年4月5日夜、ビバリーヒルズの自宅で
妻リディアさんに看取られて死去した。84歳だった。
家族のスポークスマンは死因を明らかにしていない。
近親者による葬儀が予定されている。
イリノイ州エバンストン出身。ノースウエスタン大学で
演劇を学んだ後、1950年に本格的に映画デビュー。
大柄で筋肉質な体格と彫りの深い顔立ち、
よく通る声を生かし、歴史上の人物を描く大作で活躍した。
中世スペインの貴族を描いた「エル・シド」(61年)、
ルネサンス期イタリアの芸術家ミケランジェロを演じた
「華麗なる激情」(65年)、
古代ローマを舞台にしたシェークスピア劇をもとに自身が
監督と脚本も手がけた「アントニーとクレオパトラ」(71年)
のアントニー役など多くの作品に出演し、
自身もそうした役柄を好んでいたという。
「地上最大のショウ」(52年)のサーカス団長役で注目され、
「十戒」(56年)のモーゼ役でスターの地位を確立した。
ローマ帝国時代のユダヤ人豪族の数奇な運命を描いた
「ベン・ハー」は、ヘストンさんの主演男優賞を含む
11部門でアカデミー賞を受賞し、
同賞最多受賞記録は破られていない。
関与した映画・テレビ番組は1941年から126作品。
遺作はアウシュビッツ収容所で人体実験を行った
ヨーゼフ・メンゲレ医師を演じた
「MY FATHER マイ・ファーザー」(2003)。
公民権運動にも積極的に取り組み、1963年3月に
ワシントン市内で開かれた黒人公民権運動指導者
マーティン・ルーサー・キング牧師の集会に出席。
映画俳優組合(65~71年)の代表も務めたが、
晩年は全米ライフル協会(NRA)の会長(98~03年)に
就任し、銃規制撤廃を目指すタカ派の顔として
共和党躍進に影響力を発揮するなど保守色を強めた。
2002年にアルツハイマー病を公表して辞任した。
米国を代表する偉大なスターでした。
ご冥福をお祈り致します。
ヘストンさん写真集
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